【プリンタ】Canon基準がプリンタの基準になるのか
はじめに
世界的シェアはHP(ヒューレット・パッカード)がぶっちぎり首位なわけですが、
日本国内での家庭用プリンタ市場においての2強は
CanonとEPSON です。続いて、ブラザー、HPとなります。
2014年までは、EPSONが1位でしたが、
2015年現在、Canonが1位です。
この両社の違いは多々ありますが、今回はインクから見たいと思います。
一般的に売られている、15,000〜20,000円台のインクジェット複合機は
両社とも、6色インクです。
その6色をどの色に割り当てるかに、その会社の特色が出てくるとおもいます。
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Canonの特徴は??
Canonは、
ブラック(顔料系インク)
ブラック(染料系インク)
シアン
マゼンタ
イエロー
グレー
となってます。
特徴としては、ブラックが顔料系のインクと染料系のインクの2つがあること。
染料系はインクジェットプリンタ標準のインクの種類ですが、発色はいいが、水がかかるとにじみやすいという欠点があります。こちらは写真などに適しています。
対して、顔料系はにじみにくく、くっきりはっきり印刷できるが、インクが目詰まりを起こしやすいという欠点があります。
にじみにくいことから、文字・文章を印刷するのに適しています。
また、グレーは
写真に深みを持たせるそうです。
EPSONの特徴は??
EPSONは、
ブラック
シアン
マゼンタ
イエロー
ライトマゼンタ
ライトシアン
となってます。
特徴としては、
ライトマゼンタやライトシアンを使うことで、写真の鮮やかさを出そうとしているところです。6色全てのインクが染料系インクになるため、水かかるとだいぶにじみます。
・・・というのが両社の違いだったけど。。。
EPSONの2015年10月22日発売のプリンタ
をみると・・・(現在45,000円くらいするけど、また日が経つと平気で2万円台になったりする)
6色インクであることには変わりはないのですが、
今までのEPSONの配色じゃない!!どうした??
新しく「赤」が導入
EPSONのインクといえばライトマゼンタ、ライトシアンだったのに
なんと今回は廃止されました
代わりに、「赤」「グレー」が導入されました。
カラリオ新高画質で、作品印刷。幅広い色表現で作品写真印刷にも使える新6色インク
シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの基本の4色に、レッドとグレーを加えた新6色インクを搭載。
染料インクの光沢感を生かしながらも、鮮やかな発色と自然なグレーの表現を実現しました。
(Amazon商品紹介ページより引用)
新6色になったとのことですから、これからこの路線でいくのでしょう。
「赤」を入れることで、ライトシアン・ライトマゼンタが出していた、鮮やかさを再現できるということです。
ライトシアン・マゼンタは結構ユニークだと思っていたのですが、
変わってしまいました。
「赤」はプロ用のインクジェットプリンタでは主流
8色とか10色インクとかを扱うような高価なプロ用プリンタでは
赤は必須です。
個人的にはCanon優勢
プリンタを使う目的は、やっぱり人によって違う。
写真をたくさん印刷するような人は、発色が良い染料インクで「赤」が加わり鮮やかさが増した、EPSONを使えばいいと思うし、
僕みたいな、もっぱら文章しか印刷しないような人は、
やっぱり滲まないっていうのは大きなメリットであると思うから
Canonのプリンタを使えばいいと思う。
使う人によって、選ぶ会社が変わってくるから
どっちも競い合って、どっちがってことはないのかなとか思ったり。。。